ドクターワンデルの特徴や獣医師からみたおすすめポイント【飼い主さんから聞いた体験談・口コミ・評判あり】
歯磨きガムは噛まずに丸呑みしてしまう意味がありません。また、サプリメントは口にとどまらないと、あまり効果を発揮しないものがあります。
口に成分を留まらせつつ、物理的にも歯垢を絡めとる『Dr.WANDEL(ドクターワンデル)』についてご紹介します。ドクターワンデルは『KANDEL(カンデル)』とセットになります。
ドクターワンデルの商品概要
商品名:Dr.WANDEL(ドクターワンデル)
形状:ジェル状
全成分:グリセリン、水、ヒト脂肪幹細胞培養上清液、リベチン含有卵黄粉末、シソエキス、乳酸桿菌溶解質、スイゼンジノリ多糖体、プラセンタエキス、ヒドロキシアパタイト、ヒアルロン酸Na、セルロースガム、カルボマー、水酸化K、BG、デキストリン、メチルパラベン
商品名:KANDEL(カンデル)
形状:スティック状
全成分:牛皮、米粉、食物繊維、大豆たん白、カツオエキス、卵黄粉末、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、グリセリン、ソルビトール、酸化防止剤(ビタミンE)、着色料、(銅葉緑素)、リン酸カリウム、緑茶抽出物
金額:通常価格7,980円
定期購入4,980円(初回2,980円)
定期縛り:なし
公式サイトURL:
ドクターワンデルの特徴
ドクターワンデルはジェル状で舐めとらせて歯垢をつきにくくするタイプのサプリメントです。
カンデルは特殊形状の噛むスティックで、噛むことで歯垢にアプローチします。
いずれも単独で使うよりも併用することで、効果を発揮します。
ここでは各成分について解説していきます。
Dr.WANDEL
原料は全て国産で安心です。食べさせるというよりも口に塗り込むタイプのサプリメントです。
ヒト脂肪細胞順化培養液エキス
ヒト脂肪細胞順化培養液エキスに含まれる再生因子には、明らかなだけで数十種類の成長因子であるサイトカインが含有されています。
人の歯科医療分野でも話題の成分です。
乳酸菌
「乳酸菌」はクリスパタス菌KT-11が使用されています。
クリスパタス菌はアレルギーや感染症の発症リスクを軽減させると言われている乳酸菌です。腸内や口腔内で善玉菌が増えることで環境が整い、免疫機能の向上にもつながります。
卵黄粉末グロビゲンPG
鶏卵由来で、デンタルケアの有用成分として注目されています。「卵黄粉末グロビゲンPG」には、歯周病菌の出す毒素を中和するγ-リベチンが含まれています。
そのため、口臭や口腔内の健康維持が期待できます。
シソエキス
天然の「シソエキス」が口臭を予防します。北海道の契約農家の有機栽培で安全性が高いです。
スイゼンジノリエキス
スイゼンジノリは、澄んだ水でしか生息できないラン藻です。熊本産のものを使用しています。「スイゼンジノリエキス」はヒアルロン酸の何倍もの保湿力があります。口臭の原因の1つが口腔内の乾燥です。
口の中を保湿することで、口臭予防につながります。
KANDEL
カンデルは特殊なダイヤカット構造と、適度な硬さによって歯垢をからめとります。
ワンデルの溝に塗るだけなので簡単です。
オボプロン
歯周病の原因となるバイオフィルム形成を抑制する効果があります。
クロロフィル
クロロフィルは植物や海藻に含まれている自然由来の消臭成分です。
緑茶抽出物
口臭予防のために含まれています。
ナチュラル牛皮
老犬でもかみ砕ける適度な硬さに調整されています。
ドクターワンデルのコスパの良さ
定期購入4,980円
30gで約1か月、カンデルは15本入り
1日あたり、166円です。
小型犬だとサプリメントにしては費用が高めです。
しかし口腔ケアのサプリメントと歯磨きガムを両方与えている、と考えればコスパは悪くないですね。
中型犬以上の犬であればコスパはかなり良いといえます。
獣医師のおすすめポイント
色々な歯周病関連のサプリメントはありますが、物理的に汚れを取ることが一番効果的です。歯磨きガムは効果がありますが、ちゃんと噛まないと意味がありません。
ドクターワンデル・カンデルは、カンデルで歯垢を取りながらワンデルの成分も口の中にとどめられます。どちらか片方だけになりがちなケアを同時に行うことができるのでとても良いと思います。
また、歯磨き代わりにと硬いおもちゃや牛の蹄を与える方がいます。危険なのでやめてください。
犬の歯は意外にもろく、硬すぎるものを噛むと歯が割れてしまいます。
カンデルは老犬でもかみ砕ける硬さに調節されているので安心ですね。
使用時に注意したいこと
牛肉、大豆、とうもろこし、カツオ、卵にアレルギーを持っている場合は避けてください。
ドクターワンデル・カンデルの他にもおすすめの歯磨きグッズがありますので、ぜひあわせてご覧ください。
ドクターワンデル・カンデルを使用した飼い主さんからの口コミ・体験談
うちの子は、歯を触らせてくれるのが獣医さんでも怒るタイプの子です。
一般的なシートを指に巻いて磨くタイプは指を噛まれてしまうので生まれてから一度もしたことがありません。
小さい頃は、ガムの歯周ケアのお菓子を食べさせていたのですが、やはりそれだけだと取りきれなく臭いが強くなってきました。
吠える度に、臭くてどうしようと思ってた時におやつ感覚で食べてケアできるこちらの商品を見つけました。
うちの子の場合、口に入れる物の警戒心はあまりなくなんでも食べる、なんなら病院でもらう薬もそのままで食べてしまうような子なので食べさせることは簡単でした。
ですが、擦ったほうが効果が高くなるみたいなので頑張ってケアをしていきたいです。
(トイプードル/14)
私自身が歯ブラシをしてあげるのが下手で、歯ブラシ以外の歯磨きの方法を探して色々試している中、広告に惹かれて使い始めました。
それまでは粉状のものをペーストにして使っていて、それを舐めさせたり、歯にこすりつけていました。歯の状態は、目立った歯石はなく、少し歯が黄ばんできていて奥歯に歯石ができそうという軽めのものです。
使い始めて一ヶ月になっていないこともあり、劇的な変化は感じられません。同時に買ったガムにジェルを塗って噛ませてみると、嫌がらずに食べてくれます。でも、食欲旺盛なこともあって、大口で噛んですぐに飲み込んでしまっています。これでは歯石が取れないんじゃないかと見てみれば、やっぱり取れている感じはありません。
ガムを与える際は奥歯にこすりつけるようにしてから与えていますが、これだけでは効果は薄そうです。
きちんとブラシでやってあげるか、指に薬をつけて直接歯に塗ってやるほうが良さそうです。ただ、指に塗ってあげる場合は、歯に塗りつける前に唇に引っかかってとれてしまったり、舐めてしまうので簡単にはできません。
期間が短いせいもあるでしょうが、広告通りにはいかないなと感じています。費用も高いので、このまま効果が見られなければ、以前使っていた粉状のものに戻すかもしれません。
(ポメラニアン/2歳)
特に小難しい与え方をしなければならないというわけではなく付属されているスプーンでそのまま与えるだけで良いということになりますので実に簡単に与えられています。味も悪くないのか、うちのイヌは結構積極的に舐めてくれます。歯磨きに使うということが一番みたいですが、そもそも歯磨きが嫌いなのでペロペロさせるということにしていますが、これはしっかりと舐めてくれているので、与えることにはまったく苦労していないです。値段的にちょっときついことがあって一時期やめていたことがありますがそれでも基本的にはかなり効果も実感できましたし、これはとてもよかったです。イヌも味がよいのか、なかなか喜んでくれているのでよかったです。
(トイプードル/13)
口コミ・体験談について
収集期間:2021年07月05日~2021年07月19日
収集先:クラウドソーシングで利用者を募集し収集。
回答数:56名
そのひと手間が大事
歯周病に関連したサプリメントは多くみられます。有用成分によって、口臭軽減や歯垢がつきにくくなります。
ご飯にかけるタイプや舐めさせるタイプはたしかに与えるのは楽です。
しかし、汚れがついている場合はサプリメントの成分の力よりも物理的に除去した方が効果的です。
カンデルを使うことで、物理的に汚れが取れる上にドクターワンデルの成分も口の中に留まります。汚れもとれて、さらに歯垢をつきにくくなればかなり効果的ですね。
この記事を書いた人
千葉 恵
獣医師
日本獣医生命科学大学卒業
卒業後、千葉県の動物病院にて小動物臨床に従事